溶けるほどの暑さ
仕事もお休みの平日。
東京も名古屋も岐阜もどこもかしこも35度を超える暑さ。40度を超えてるところもある。ニュースを見ると、外出を控えるように言っているほど。
家の中ではエアコンが効いてて、とても快適だったけど、飲み物が一切ないことに気がついて、家から5分強のところにある自動販売機に向かうことにした。
ちゃんと日焼け止めを塗って、帽子をかぶって出たけどものすごい暑さで溶けそうだった。学生は夏休み、平日の昼間なのに、公園にも人が居ない。日焼け止めはしたけど、すっぴんだし、格好もボロボロだしちょうどいいかなとおもって歩き出したけど、本当に暑い。人が居ないのも頷ける暑さ。
ようやくたどり着いて、ジュースを一応二本買って帰路。近所のおばちゃんが手押し車(シルバーカーとも言うらしい)を引いてきたので、挨拶をした。「こんにちは」と言うとゴトッと音がする。二本も買ってるところ見られて何だかんだ恥ずかしくなり、ジュースを拾おうと思うと左手が溶けて落ちていた。おばあちゃんは、笑って「あらあらお揃いね」と言うのでよく見ると、シルバーカーを引いてる手が一本。何だかんだ変な気持ちになり、思わず「溶けるほど暑いですもんね〜」なんて返して、おばあちゃんと別れた。
家に着き、中に入るとエアコンがつきっぱなしになっていて、涼しかった。これはこれで正解だったかも、なんて思いながら、抱えてきたジュースと左手を置く。買ってきたジュースを一本空けると、そのまま飲み干してしまった。
二本買ってよかったなぁ〜と思いながら、二本めのジュースをあけ、保冷剤で左手をくっつけながら、テレビをつけた。